hookah placeで二時間くらいぼんやり水たばこをやってから店を後にした
レモネードは半分くらい残した
この日も当然のように行き当たりばったりなので、どうしようか常に悩んでいた
まだ時刻は夕方
日も高い
近くにCrazy Daisyという店があるのを見つけた
なんとなく夜の店っぽい雰囲気があって少し気になったが
店が大通り沿いにあって入りにくさが半端ない
店の前にはいかつい爺さんが椅子に浅く腰かけてほぼ立ったような感じでたたずんでいる
15分くらい周りをぐるぐる回りながらどうしようか考えていたら入口に座ってた爺さんがいなくなっていたので、今だと思って中に入ってみた
思い切って見たものの、中は人の気配が全然しなかったのであきらめて外に出た
ネットを見るとどうやら普通のパブの上、めちゃくちゃ評判が悪いので
入店することなく、そそくさと退散した
やべえどうしようやることないなと途方にくれたのをなんとなく覚えている
スマホにピザの写真が残っていたので、たぶんこの後ピザを食いに行ったんだと思う
夜の街の様子
いろんなところできらきらしたやつが空中からぶらさがっていたけど、なんなのかはよくわからない
とりあえず、夜になったので夜の店を探しにでかけた
この日向かったのは、mayakovskaya駅の近くで取っている宿の近くにあるゴールデンガールズというナイトクラブ
ラスプーチン、ペントハウスと回って、もう薄々わかってはいたけど、予習不足で手札がないので、行くしかないと思い、万が一にかけて自転車でゴールデンガールズへと夜道を急いだ
若干大通りから中に入ったところにあるので、自転車を降りてからは徒歩で向かった
辺りは暗く、人通りもそんなに多くはないけど危ない感じは全くしない
大通りからぐるっと回りこんで、ずんずん歩いているとそれっぽい店が見えてきた
店の前には2mを越える大男が立っていた
ロシア人と言われて想像していたロシア人像から3周りくらいでかい
とりあえず大男に近づいていくと、
「ヘイ、ボーイ!どうした?入るのか?」
と言われた
たぶん年齢タメくらいなんだけど・・・
と思いながら、気を取り直して男に話を聞いてみることにした
中に入ろうかと思っているけど、どんなシステムなんだい?
と聞くと、ドリンクとプライベートダンスがついて5000ルーブル(一万円くらい)で前払いだと言われた
これはすごく大事なことなんだが、スペシャルサービスはあるのかい?
と聞くと、あるぞという答えが返ってきた
さらに大事なことなんだが、それは口か?
と聞くと、そうだとのこと
ちなみに5000ルーブル(一万円くらい)らしい
やっぱりそうだよね・・・とわかっていても落胆が隠せなかった
なんなの、このあくなき口へのこだわりはよ
2000ルーブルならギリギリ許容するんだけど5000はたけえよ
とにかくもうがっかりしてしまい、「で、どうだ。入るか?」と聞かれたが、
う~~ん・・・じゃあ入らないわ!ありがとな!
と言ってとぼとぼと来た道を引き返した
とぼとぼと肩を落として暗い道を歩いている記憶はあるが、そのあと何をしたかは全然覚えていないところをみると、たぶんなにもしなかったんだろう
たぶん夜道を存分にサイクリングして、宿に帰ったんだと思う