ペントハウスを出て、NIGHT FLIGHTに行くことにした
若干距離がありそうなのでタクシーで行くことにした
道行くタクシーを止めて乗り込んだ
なかなかこわもてのおやじだ
地図を見せて最寄り駅を指さしてTverskayaに行ってくれと伝えた
10mくらい走って信号で止まったが、その間にメーターの数値がもりもり増えていった
おいおいおいおい、こいつやってるじゃねえか!
ターボメーターのぼったくりタクシーじゃねえか
おめえ、めちゃくちゃ悪い奴じゃねえか!
何で走ってないのにメーター増えるんだよ!
そう言ってドアロックを解除してタクシーを下車した
何やらロシア語で言っていたが、もちろんわからないので
はぁん!?
とだけできるだけ大きな声を出して返事をしておいた
追いかけてくることもなかったので、気にせず3台くらい後ろのタクシーに乗ることにした
今度は結構年のいった弱そうなドライバーだ
ナイトフライトまでお願いと伝えて、通常通りのメーターでタクシーは走り出した
ぼったくられそうになってけど、なんとかナイトフライトに到着した
とりあえず店の中に入った
入場料2000ルーブルでワンドリンク付きだった
ちょっと高すぎない?やられた?
店内は思っていたより狭い
あとなんかがらんとした印象
なんにもないといった方がいいかもしれない
店内にいる人も少なく全然流行っていない
俺的にはタイのテーメーカフェかフィリピンのLAカフェのようなところを想像していただけにガッカリ感があった
店内にお姉ちゃんが4人くらいいるが、あんまり若くはないし若干太っている
20代後半くらいだろうか
お姉ちゃんも客がいないからかだらだらしている
いや、太っているし、もともとそんな感じかもしれないな
流行ってねえなあ、失敗したかなあ
と思いながらも、とりあえずビールを頼んでぼんやり飲んでいると、お姉ちゃんが声をかけてきた
スペシャルマッサージはどう?とのこと
どんなサービスが受けれるんだ?と聞いたが、あえて具体的なことをいうのを避けているような印象
最後まであるのかときいたがやはり明言しない
口約束しなければ、それは契約に含まれていないとかいって手を抜くやつだろう
あいまいじゃわからないと言っていると、最後まである旨のことをいってきた
まったく、隙あらばといった感じである
とはいえ、太ったこのお姉ちゃんどれくらいなんだろうか
10,000ルーブルとか言われたらいやだなあ
と思っていると、「300ドル」とのこと
正直耳を疑ったね
は?こんなトドみたいな奴に300ドル?正気じゃないでしょ
タクシーでボったくられそうになるわ、こんなトドに吹っ掛けられるわで
さすがの俺も、ふざけんじゃねえよと軽くキレてしまった
ないない、ないない
もう向こうに行けというと、いくらならいいんだ、と交渉に入ろうとしてきたが
もう吹っ掛けられて軽くキレてしまっていたので、交渉の余地はなく、必要ない、帰ってくれと言ってふてくされてしまった