人生オワタカの冒険~ロシア編~二日目⑧ぺろぺろと舐められちゃう男

ペントハウスを出て、NIGHT FLIGHTに行くことにした

若干距離がありそうなのでタクシーで行くことにした

道行くタクシーを止めて乗り込んだ

なかなかこわもてのおやじだ

地図を見せて最寄り駅を指さしてTverskayaに行ってくれと伝えた

10mくらい走って信号で止まったが、その間にメーターの数値がもりもり増えていった

おいおいおいおい、こいつやってるじゃねえか!

ターボメーターのぼったくりタクシーじゃねえか

おめえ、めちゃくちゃ悪い奴じゃねえか!

何で走ってないのにメーター増えるんだよ!

そう言ってドアロックを解除してタクシーを下車した

何やらロシア語で言っていたが、もちろんわからないので

はぁん!?

とだけできるだけ大きな声を出して返事をしておいた

追いかけてくることもなかったので、気にせず3台くらい後ろのタクシーに乗ることにした

今度は結構年のいった弱そうなドライバーだ

ナイトフライトまでお願いと伝えて、通常通りのメーターでタクシーは走り出した

ぼったくられそうになってけど、なんとかナイトフライトに到着した

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とりあえず店の中に入った

入場料2000ルーブルでワンドリンク付きだった

ちょっと高すぎない?やられた?

店内は思っていたより狭い

あとなんかがらんとした印象

なんにもないといった方がいいかもしれない

店内にいる人も少なく全然流行っていない

俺的にはタイのテーメーカフェかフィリピンのLAカフェのようなところを想像していただけにガッカリ感があった

店内にお姉ちゃんが4人くらいいるが、あんまり若くはないし若干太っている

20代後半くらいだろうか

お姉ちゃんも客がいないからかだらだらしている

いや、太っているし、もともとそんな感じかもしれないな

流行ってねえなあ、失敗したかなあ

と思いながらも、とりあえずビールを頼んでぼんやり飲んでいると、お姉ちゃんが声をかけてきた

スペシャルマッサージはどう?とのこと

どんなサービスが受けれるんだ?と聞いたが、あえて具体的なことをいうのを避けているような印象

最後まであるのかときいたがやはり明言しない

口約束しなければ、それは契約に含まれていないとかいって手を抜くやつだろう

あいまいじゃわからないと言っていると、最後まである旨のことをいってきた

まったく、隙あらばといった感じである

とはいえ、太ったこのお姉ちゃんどれくらいなんだろうか

 10,000ルーブルとか言われたらいやだなあ

と思っていると、「300ドル」とのこと

正直耳を疑ったね

は?こんなトドみたいな奴に300ドル?正気じゃないでしょ

タクシーでボったくられそうになるわ、こんなトドに吹っ掛けられるわで

さすがの俺も、ふざけんじゃねえよと軽くキレてしまった

ないない、ないない

もう向こうに行けというと、いくらならいいんだ、と交渉に入ろうとしてきたが

もう吹っ掛けられて軽くキレてしまっていたので、交渉の余地はなく、必要ない、帰ってくれと言ってふてくされてしまった

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