NIGHT FLIGHTでトドみたいなお姉ちゃんに300ドルと言われてキレてしまった俺
そのあとビールを飲み終わるまでは店内でお地蔵さんのように座っていたけど、お姉ちゃんは増えず、俺と同じような地蔵が酒を飲んでいるだけ
とんだくそ店じゃねえか
この日が何曜日か忘れたが日が悪かったのかもしれない
この日が金曜とか土曜だったらもう救いはないけど、ほかの曜日だったなら金曜とか土曜は多少はましなのかもしれない
確かにこの日回ったすべての場所で人がいなかったからな
もしくは俺が知らないだけで、エロい人が行く店があるのかもしれないけど情弱の俺には見つけられなかったよ
まあそれはさておき、時間的にこの後どこかにいくのはきついわけだが、どうしたもんかと考えたが、どうしようもないので、ホテルに帰ることにした
ちょっとむしゃくしゃしていたので、タクシーに乗ってぼったくられたらキレて恐ろしいロシア人に殴り殺されてしまうかもしれないので、得意の自転車で帰ることにした
人通りのない道を自転車で爆走するのはなかなか気分がよくて少し気分が晴れたが、今回は無事に自転車を返せるのだろうかという心配はぬぐえなかった
ホテル最寄りの自転車ステーションを見つけたがまさかの満車
おいおいまじかよと思いながらアプリを起動して付近を検索
橋の下にステーションがあるのを発見
急いで急行した
また返却のシステム認証と格闘が始まる
ちょっとずつやり方を変えてトライする
5分くらい格闘したあと、力いっぱい奥まで自転車を勢いよくガシャンと入れて、前後にガシャンガシャンと揺さぶっていたら、ピピピ・・・何たらエラーって表示が出た後、カシャっという音とともにロックができた
おや?ロックできたな
何が良かったのかはわからないけど
首を傾げつつ、見渡す限り人がいない橋の下からホテルまで歩いて帰った
ホテルは深夜モードでホテル内のバーも当然しまっている
もう今日はお手上げですわ
寝る前にもう一度出国カードを探してみたが、結局やはり見つからず、100パーセント俺は持ってないという結論に達し、明日朝一で空港に行こうかな
罰金とか取られたらいやだなあ
そんなことを思いつつ、無駄に広いベッドで一人泥のように眠るのだった