トゥクトゥクを降り、セレクトホテルから今日の俺の宿まで歩いていくことにした
とぼとぼ歩いていると、先ほどのトゥクトゥクの丸顔ドライバーがやってきて声をかけてきた
「乗ってくか?」
空港の時と同じノリである
いや、乗らないよ、どうせ金取るんだろ
というと
「そっか、じゃあバオバオの木行く?連れてくよ?」と言ってきた
どっからどうつながってその言葉が出てきたのかわからないが、運転手はそう言ってきた
まあ行く予定はあるけどなと思い、一応参考に聞いておくかと思い、いくら?と聞くと40,000アリアリ(約1000円)とのこと
え、めちゃくちゃ安くね?
ネットで調べたタクシーの相場は200,000アリアリ(約5000円)ということを考えると破格の値段だ
なんかだまそうとしてるんじゃないか?とも思ったが、激安の魔力に勝てず
「じゃあ行っちゃおうかな!」と言ってお願いした
いつ行くんだ?明日か?と聞かれたが、そんな悠長なことを言っている時間などない
「今日バオバブの木の場所でサンセットを見る」
と答えた
そうすると運転手から「わかったぜ!じゃあ3時間後の3時集合!そうだ、ついてでに無料でホテルまで送ってやるよ」と言われたので、送ってもらうことにした
本日のお宿は
B.P 74 Nosy Kely rue de l'Indépendance モロンダヴァ マダガスカル 619
にあるホテルで名前が
5分ほど走り宿に到着し、再度3時集合ということをお互い確認をして、運転手と別れた
3時に宿を出発し、向こうでバオバブの木を見て、6時ころのサンセットを見て帰ってくるという工程らしい
そのあたりは運転手の方が詳しいだろうからお任せした
それよりもホントに時間通りにくるんだろうか
とりあえずチェックイン
一応ホテルという名前だけど、漫画とかアニメで出てくる、2階建ての長細い階ごとに5部屋くらいある学生とかが住んでいそうな、部屋の外には子供の三輪車なんかがありそうな建物のようなホテルだ
部屋に入ってがっかりした
まさかのエアコンなし
ベッドには蚊帳が付いているから蚊の心配はそんなにしなくてもいいけどやっぱりエアコンはほしかったな
3時になり、宿を出ると、既に運転手が下でスタンバっていて
「オワタカ氏~、5分遅刻でござるぞ~、ほんとに約束通り来るのか心配しましたぞ~」みたいなことを言ってきた
まさか相手の方が俺がちゃんと来るのか心配してるとはね
相場の5分の1の激安ツアー俺はちゃんと帰ってこれるんだろうか
という不安を胸に、バオバブの木見学ツアーが始まった