バオバブの木とサンセットをセットで見るため、バオバブの木の街道に向かってトゥクトゥクが走り始めた
やはりタクシーほどの快適さはなく、舗装されてない道なので結構揺れるが許容範囲内
出発してすぐ、ガソリンをいれなきゃいけないと運転手が言い出し、ガソリン代を払わされた
せこく稼いでくるじゃねえか
お値段15,000アリアリ
まあ、まだ相場よりは安いから許してやるか
どっちの方角かはわからないが、ひたすら道をまっすぐ走っていく
しばらく走ると、簡易検問所みたいなところがあった
運転手はトゥクトゥクをいったん止め、ちょっと待ってろといい、検問所の人の所へ行き、賄賂なのか正規料金なのかはわからないが、2,000アリアリをクシャっと握らせ、戻ってきて再出発した
ほとんどまっすぐ40分くらい走りバオバブの木がちらほら見えてきた
バオバブの木を通り過ぎるとき、運転手は毎回トゥクトゥクを停め、写真撮るか?と聞いてきて、最初の1,2回くらいは降りて写真を撮っていたが、めんどくさくなってそれ以降はやめた
そして間もなくして、バオバブの木の街道に到着した
半信半疑だったが、何事もなく到着できてよかった
駐車場で、運転手が「パルキン、パルキン」と何やら言っており、何だよパルキンって、うるせーなと思ったら、駐車料金が2000アリアリだからお願いとのこと
仕方ない奴だなと思いながら払ってやった
バオバブの木の街道でサンセットを見て帰るわけだが、運転手にスマホを握らせあれこれ支持しながら写真を撮ってもらえたのは便利だった
あれこれしながら過ごしていると、若い女と、その女のガイドなのかわからないがババアが二人で俺の所にやってきて話しかけてきた
愛し合うバオバブの木に興味はない?
とのこと
愛し合うバオバブの木というのは二つの木が絡み合ってるだけのバオバブの木のことだ
翌朝、サンライズを見に来るついでに見に行ってみてもいいかな?と考えてはいた
値段は俺が乗ってきたトゥクトゥクの運転手に話をすると、往復40,000アリアリとのこと
40,000アリアリを折半ならまあそんなバカ高いわけでもないし、サンライズを見に来る動機がなくなって見に来なくてもいい感が増すので、何とかサンセットには間に合いそうだし、今日愛し合うバオバブの木を見に行くことにした
女とガイドのババアと雑談しながら愛し合うバオバブの木へと向かう
女は少しだけぽっちゃり体型の20代半ばくらいのフランス人
ガイドのババアと思っていたババアはその女の母親だった
やたらガイドが出しゃばってくるじゃねえかと思って邪見にしていたが、まさか母親とはね
職業は税関の職員っぽいことを言っていた
バオバブの木の街道から愛し合うバオバブの木までは4kmくらいらしい
がたがたの悪路をゆっくり15分くらい走り到着した
ここでも運転手が「パルキン、パルキン」といって駐車料金のおねだりをしてきて2,000アリアリ払わされた
愛し合うバオバブの木は少し遠いところにあるからか、全然人がいなくて寂れていた
名前はたいそうなものだが、実物はあんまりたいしたもんでもないしな
一通り写真等を撮り、サンセットに間に合わせるべく、バオバブの木の街道へと引き返した
一緒に写真を撮ったりしてフランス人とは少し仲良くなったが、母親もいるし、それ以上は特に何もなく解散した