前日の長い一日の疲れがまだ残る中、目を覚ました
とりあえずホテルの一階で無料で昼食が食えるらしいので食いに行った
バイキング形式だがあんまり種類はない
ただ目の前でベーコンエッグを作ってくれるのは普通に置いてあるよりうまそうに見える
ちなみにフルーツジュースは甘味が全然なくてクソまずかった
飯を食った後はロビーで2クックを払いwifiを繋いで1時間だけネット
全然調べていなかった両替所をこの段になって調べるためである
両替所は旧市街に結構ある感じ
後で行ってみよう
とりあえずホテルをチェックインして本日から泊まる民泊施設へ歩いて移動
道は大体こんな感じで歩道が狭くて歩きづらい
このあたりの新市街と旧市街の間くらいのエリアは心なしか肌の黒い人が多い気がする
家も隣の家とくっついてるような家ばかりであんまり裕福そうには見えない
そんなことを考えながら1kmちょっと歩いてカサパティクラ(民泊施設)に到着
一応事前に貸主に12時ころ到着と伝えたが、まだ12時前の今チェックインできるだろうか若干不安である
貸主からのメールにはあなたが泊まる家の隣に住んでる人がカギを持っているので隣の人を訪ねてほしいということが書かれていた
俺の宿泊する家の隣というか玄関のすぐ隣に別の玄関の入り口がついており、この家が隣の人ということなんだとあたりを付けて隣の家の玄関をドンドンと叩いた
中から鼻毛が多すぎて外へとこぼれ出してしまっているオヤジが出てきた
バ、バカボンのパパ?
違ったただのキューバ人オヤジだった
「ハ、ハロー」英語が通じるんだろうかと不安に思いながら声をかけて名前を告げた
よくきたな、話は聞いているよ
まあまあまずは中に入れと鍵を開けて本日から泊まる家へと足を踏み入れた
鍵がしょぼい
田舎の旅館の部屋みたいな鍵だ
それはさておき部屋は思っていたより若干狭いなとは思ったものの想定の範囲内の広さだ
一階には扇風機のあるリビング、縦長の二畳くらいのキッチン、その奥にトイレとシャワーがあった
二階には六畳くらいの寝室、ベッドは2つ
といった感じ
一階のキッチンの勝手口からとなりのバカボンのパパの家のキッチンの勝手口まで1.5mくらいのコンクリート畳を隔てて繋がっている
二階も寝室の前に外へとつながる扉があり、洗濯物とかを干してあるコンクリート敷のそこそこ広い共有スペースへと繋がっていた
家の中には壁にジジイとババアを含む家族の写真が貼ってある
そこから察するに、airbnbに登録してあるのはいわゆる仲介の人で、実際の家の所有者はこのジジイなんだろう、俺はてっきりジジイとババアは家を借りてる管理人的な奴かと思ってたな
それはさておき家の中を案内され、その後唐突にお前はコーヒーが好きか?と聞かれた
別に好きじゃないけど好きだよ、というと、それはよかった俺の自慢のコーヒーをごちそうするよと言ってコーヒーを入れてくれた
あんまり時間ないから早く出てってくんない?とはなかなか言えずコーヒーをごちそうになった
10分くらい待たされて出てきたのはおちょこみたいなコップに入ったコーヒー
コップ小さっ!と思ったけど口には出さず飲んでみた
甘っ!なんだこれ、クソ甘いやないか!くそまずや!とも言えず、おいしいぜオヤジ!と言っておいた
俺は空気の読める男なのだ
こんなオヤジをおだてて俺は何やってるんだと思わなくもなかったが最初が肝心である
クソ甘いコーヒーを飲んだ後オヤジの奥さんを紹介され、少し家の説明があった
出かけるときは、勝手口のドアを開けておいてほしい
昼間はそれを見て中を掃除させてもらうみたいなことを言っていた
後は、2階の洗濯物を干したりするスペースにはあんまり入ってほしくないと言っていた
死体でも隠してあるだろうか
全く困らないため、はいはいと適当に返事をしておいた
後は夜寝る前には玄関のドアがしょぼいから、普通のカギと玄関の横に置いてある鉄の閂で施錠をしてくれとのことだった
他にはエアコンや扇風機のつけっぱなしは電気代かかっちゃうから家出るときは消してねとのこと
全て了解し、そのほかなんかある?と聞いたけど特にないとのことだった
お姉ちゃんを連れ込んでパーティとかしていい?とはちょっと聞けなかった
後は、コーヒーが飲みたくなったら俺の家をノックしてくれ、いつでもごちそうするからとのこと
全く飲みたくなかったが、ありがとうそうするよと答えておいた
後はチェックアウトの話を少し
最終日3時にチェックアウトするという話になっていると思うが?と聞くとそう聞いている、大丈夫だ、起きておくよと言っていた
その時タクシー呼ぶか?と言われたので呼んでおいてくれと言っておいた
こうして予定通り無事チェックインを済ませることができた