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カッパと手袋はある
班長の手袋はゴム製の肘まであるやつだが、俺には貸してくれたの
工場長みたいな人の許可をもらい、ハシゴを使って
貯水槽の中にはまだ結構水が溜
水位は腰くらい
色は緑
万農のような道具を渡され、貯水槽
床の
作業は俺、班長、工場の人の3人で基本的には行った
俺と班長は万農みたいな道具を使い、工場の人は高圧で高アルカリ
高アルカリ性の液体は素人
班長は慣れているからかゴーグルなしで作業していた
班長の目が濁っていたのはそういう舐めプが祟った結果なんじゃと思わなくもない
それにしても胴長の上に
汗だくで作業をし
汗だくだしカッパ着てるせいで暑いし、熱中症になりそうだと
しばらく経って、壁のコンクリートのカスが
ハシゴに洗浄用のホースがあり、手
と言われた
もう洗ってたけど、あかんやつらしい
現場に戻る途中、班長が戻ってきて、「休憩」とのこと
かなりしんどく、そろそろ三時ころかと思ってスマホを見たらまだ
一時間しかたっていなくてテンションが少し下がった
工場内の自販機でポカリを2リットル分は買って飲んだと思う
それにしても、とりあえず一時間作業して思ってことは、全然怒られないなということだ
建設会社の人間とか気性が荒そうで、めちゃくちゃすぐキレてくるイメージがあったが、一度も怒られていない
多少、気配りモードに入れていたとはいえ、なにぶん初めての土木作業なので、多少モタつくこともあったはずなのに0怒られである
でもまあよく考えたら、1日でいなくなる日雇いの人間を怒ってもしかたないし、それでヘソを曲げられたら、ただでさえ人でが足りない建設業界なので、やり手がどんどんいなくなったら困るということで、期待もしないし、怒りもしない
ただある程度の補助さえしてくれたらそれでいいっていう感じなのかもしれないね
まだまだ先は長い