サンクトペテルブルクに来て、散歩してクンストカメラを見ただけでもう夕方になってしまった
わくわくするような展開が訪れるような気配はない
外は夜8時でもまだ明るい
こじゃれた街並みこじゃれたレストラン
求めているのは全然これじゃない感
Zavist Cabaret-Barとかいうストリップクラブへやることもないので入った
全然流行ってなくて震えてくる
なんなら客は俺一人だ
ステージ上でお姉ちゃんが踊っているのを1時間ほど眺めていたら客が2組くらいその間に入ってきた
一人は中国人か何かで、もう一組はインド人か何かだ
流行っているとは言い難い
みんなどこで遊んでいるのだろうか
ぜひとも教えてほしいものである
一時間もただステージを眺める俺にしびれを切らしたのか、ママみたいなやつが俺の世話を焼きに来た
誰か気に入った子いないの?
とのこと
正直いって、サンクトペテルブルクは地方だし、これといったものが観光しかないから、逆にレベルの高いお姉ちゃんがいるのではないかと期待していた面はある
しかし現実は、とてもじゃないが、モスクワよりレベルが高いとは言い難いレベル
それなので、ママには、うーん、気に入った子がいなくてねえ~
と消極的な回答
ちなみに、お姉ちゃんと部屋にいくといくら?と聞くと5000ルーブル(約1万円)とのこと
どこまでいけるの?と聞くと
尺太郎までとのこと
でたよ、この尺太郎一万円
全く全然のれねえぜ
中国人はお姉ちゃんと部屋へと消えていって、帰ってきて、会計をして出て行った
一連の流れを眺めて結局2時間ほどだらだら一人で飲むだけ飲んで、店を出た
もうほんと心底やる気でなくてね
この後、もう一回冒険しようって気がさっぱりおきなかったので、水たばこへ
カーテンで仕切られた半個室みたいなところで一人で煙をもくもく
となりの個室にロシア人の若者が5、6人来てわいわいしてて余計さみしくなっちまったわ
2時間くらい煙を吸って外に出たらもう0時を回っていた
街は静か
歩行者はほとんどいない
車はぼちぼち走っている
トラブルの気配なし
そのまま15分くらい歩いて宿に帰った
もちろん何も起きてくれなかったのはいうまでもないだろう