クソでかいキューバ人とその兄貴分にストーキングされたのでマレコンストリートから避難して程よい時間になっていたこともありお姉ちゃんのいるバーへ行くことにした
事前にネットを調べた際にお姉ちゃんがいるバーを3つ把握していたが、その一つが前日訪れた、現piano bar、2つ目が
なんて読むのか知らねえが31 y 1 Casa de la Musicaというバー
3つ目が
salon Rojo del Capriというバーだ
そういうわけなので、とりあえず31 y 1 Casa de la Musicaなるバーへタクシーに乗って行ってみることにした
大通りで降りてバーへ歩いて行ったが、この大通り端から端まで100m近くあるめちゃくちゃでかい通りなのに車がほとんど走っていない
夜のハバナは本当に車が少ない
そんなことはさておきバーに到着した
なにやらしーんとしている
公民館と学校の中間くらいの見た目の建物には一応電気はついているけど塀越しに見ると敷地内に人の気配がしない
塀を回り門へ到着すると門が閉まっていた
や、やってない・・・
せっかくタクシーを使ってまで来たのにやっていなかった
なんだよちくしょうと思いながらやっていないものはしかたがないので、知っているバーの3つ目のsalon Rojo del Capriへ行ってみることにした
大通りを歩きながらタクシーを探す
しかし待てども待てどもタクシーが走っていない
タクシーを探しながら歩いていたら結局3つ目のバーの近くへ到着してしまった
salon Rojoまであと少しのところでCasa Tarajanoというホテルの前を通りがかった
すると、声をかけてきた男がいた
振り返るとホテルの入り口の前に男がいて何やら言っていた
近づいていくとロンパリ気味の白い肌の男が流暢な英語で話しかけてきた
「やあ、元気か?どこいくんだ?」
俺がsalon Rojoというバーへ行くところだと言うと
「ハハハ、残念だったな、そのバーはやってないよ、俺が代わりに良いとこ連れて行ってやろうか?」
前日の件でさすがの俺も多少学んでいたこともあり、実際に見てみないと信じられない
とうと
「ハハ、すぐ隣だからこっからで10歩くらい歩けば見えるぜ、行ってみな」
と言ってきた、男もそういうので試しに見に行ってみると本当にバーは暗闇に包まれ閉まっていた
まじかよここも休みかよ!そう思いながらとぼとぼ戻るとホテルの前でまた男に声を掛けられた
「ほらな、閉まっていただろ?俺がやってるバーを案内してやるよ、その前に俺がヘミングウェイバーに案内してやるよ、そこのモヒートは最高なんだ、ヘミングウェイバーの後にお姉ちゃんがいるバーを案内するから、ヘミングウェイバーで一杯おごってくれよ」
もはや行く当てもなかったので男の提案に乗ることにした