人生オワタカの冒険~キューバ編~三日目⑪どこのバーもやっていなくて絶望した面持ちで夜の街を彷徨い歩く

ロンパリ男にしょぼいお姉ちゃんを紹介され、ロンパリ男に愛想が尽きて解散した

salon Rojoもやってなくてどうしたものかと思案する俺

俺にはもうpiano barしかねえということで前日と同じバーに行ってみることにした

前日見かけたかわいいお姉ちゃんがいればラッキーである

タクシーを探しながらマレコンロードを東へ歩いて行った

全然タクシー来ねえじゃねえか

タクシーが来ないままピアノバーまでの道のりの半分くらいを歩いてしまったのでそのまま歩いてバーへ向かった

前日盛況だったピアノバーに着いてみると何やら様子がおかしい

階段前にシャッターが降りている

なにこれ、やってない・・・

ピアノバーの前で絶望した面持ちで立ちつくした

時間は12時くらい

とりあえずmapsを開いてclubで検索してみた

結構な件数ヒットする

ピアノバーと同じ場所にもclubがあることになっている

このヒットしたクラブを訪ねてみればピアノバーと同じような形態の場所があるんじゃないか?そう思い行ってみることにした

一番近いのはピアノバーから東へ行ったところにあるセントラルホスピタル界隈の旧市街地だった

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マップの左から二番目の丸がピアノバーなのでそこから歩いて

左から3~5を準備訪ねてみることにした

左から3番目のバーは見つけられなかった

左から4番目のバーはごくごく普通の小さいライブハウスだった

おいおい、これ全滅するんじゃねえの?そう思うながら左から5番目へ向かうべくセントラルホスピタル前を歩いて大通りを横断していると前から男と女がやってきたかと思うと声をかけてきた

「やあ、何してるの?」

「は?歩いてるだけだけど・・・」

勝手に自己紹介をしてきたので一応挨拶を交わした

色黒の男と女はライブハウスで音楽の演奏をしているミュージシャンと言っていた

男はサックス使いで180cmくらいの細ノッポで当然髪型のサイドは鬼のような刈り上げ

女はシンガーで丸顔でかわいいかブスかで言えば普通にブスだった

 明日俺たちが演奏する店来てくれよ!と言ってなにやら店の場所を紙に書いてくれた

スペイン語だから全く読めなかった

何かの縁だし近くで飲もうぜ!鬼刈り上げの男がみたいなことを言い出した

全然バーも見つからないので、男の意見に賛成して二人の後をついていくことにした

12時ともなるとほとんど店はやっていない

地元の食堂みたいなところへ男が近づいていく

店は電気はついているけど鉄格子の扉が閉まっている

どうみてもやっていない

すると男は店の中にいる店主みたいなやつに声をかけた

何やら開けて中で飲ませてくれみたいなことを言っている雰囲気

店主はしぶしぶという体で中へ入れてくれた

よくわからん自称ミュージシャンの男と女と俺の三人での飲み会が始まった

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