結局トゥクトゥクに乗り込み目的もないまま国立競技場周辺へと移動した
とりあえず兎にも角にも荷物を置かないと動きが悪いので国立競技場付近で宿探し
その辺にある宿にとりあえず入ってみる確か名前はkritthaimansion
ホテルの部屋ある?いくら?と聞くと一晩500Bだという
おや?やけに安いなと思っているとホテルマンが部屋の写真を見せてくれた
その写真には二段ベッドが2つ写っていた
俺はまさかと思い、ここはシェアルームか?と聞くとイエスとの回答をいただいた
受付周辺にいる客層を見回すと圧倒的にヨーロッパ系のやつしかいない
なるほどここはホテルというかドミトリーなわけだとここで気が付いた
こんなシェアルームにアジア人のくそみたいな人間が泊ったら確実に差別を受けるそんな先入観に突き動かされ、値段的にはお姉ちゃんを連れ込む予定もなかったし全然よかったのだが、わけのわからん言葉をしゃべる白人に囲まれて一晩を過ごすのはストレス的に今の俺にはヤバすぎると判断しこのドミトリーを後にした
続いて入ったのは確かリーノーとかいうホテル
お値段1500bと若干高め
しかし俺は心の平穏のためにこの値段を甘んじて受けることにした
ホテルに宿泊するための書類に記載を促される
しかしもちろん英語で書かれているのでnameくらいしかわからない
ポンコツpcよろしくフリーズしているとホテルのお兄さんが1つ1つ親切に教えてくれた
しかしそれでもわからないところがあり固まっていると「どうしました?」と聞いてきた
俺はこの上ないほど力のない笑顔をニコっと浮かべた
するとどうやら察してくれたようでパスポートを出してくださいと言われパスポートを差し出すと残りの記入欄を埋めてくれた助かった
こうしてようやくホテルの確保に成功した
この日もホテルは当然のようにベッドが二つあった
さしがに二日も続くともしかしたらこのスタイルがこの国のデフォルトなのかもしれないと思うに至った