ソナガチを後にしてとりあえず体勢を立て直すためにホテルへ戻った
ホテルに帰りスマホを見てみるとairtellの電波をスマホがキャッチしておりどうやらいつでもアクティベート可能な状態のようだ
ニューデリーの空港のシム屋で聞いていた番号の「59059」に電話をしてみた
流れてきたのは機械音声
ネットには機械音声に従って進めて行けば良いと書かれていたので機械音声に耳を傾ける
あqwせdrftgyふじこlp;
ふむ、わかったことといえば全然聞き取れないということだけ
落ち着け俺
一度電話を切ってもう一度電話した
次にわかったことといえば英語は「3」を押してくださいという文言
「3」を押してスマホに耳を力いっぱい押し当てる
「3」を押した後英語が流れたが全然わからず
ちなみにネットで「インド」「アクティベート」「airtell」で調べると英語の音声は「1」とか「2」などと書かれている
最初から全然ちげえじゃねーか!くそかよ
何か見えない力でも働いているのだろうか
2017年9月時点では「3」これはまじ
「3」を押した後何言ってるのかわかんねーからとりあえずパスポートの下4桁を入力してみた
電話が切れた
「3」の後に生年月日を入力してみた
電話が切れた
「3」の後「1」を押してみた
なんか英語で音声が流れた
電話が切れた
「3」の後「2」を押してみた
なんか英語で音声が流れた
電話が切れた
全然できねーじゃねーか!
俺がキレた
ネットはだめだ、情報が古すぎる
徹底解説やらマニュアルやらの文字が躍っているがただのゴミ情報だこれ
全然使えないネット情報は捨て置いて俺は部屋を出てやたらと太った男のいるフロントに駆け込んだ
おっさん!助けてくれ!何言ってるかわかんねーからアクティベートできねーんだ!代わりにやってくれ頼む!
そうお願いすると度を過ぎるほど太った男は「もちろんいいですよ」と答えた
尋常じゃないほど太った男が急にイケメンに見えてきた
「59059」に電話して、「1~3」で何を押したか見えなかったが言語を選択した後まるまると太った男は「9」を押した
コールセンター的な所に電話が繋がったようだ
なにやらしゃべっている
俺はパスポートを取り出し常に汗をかいていそうなほど太った男にパスポートを提示するとその内容を伝えてくれた
パスポートナンバーやら生年月日を伝えてくれたんだろう
その後ふくふくと太った男は俺に電話に出るように言った
電話を渡され電話を代わるとたぶんだが父親か何かの名前と日本の住所を聞かれた
父親の名前を言い、次に住所を言おうとしたがすぐに出てこなかった
「Japan・・・なんだっけ・・・」と言った後ちょっと考えていると「オーケーです、アクティベートできました」という答えが返ってきた
それでいいなら聞く意味なくね
インドクオリティである
何はともあれ鬼のように太った男のおかげでアクティベートに成功した
さすがにありがた過ぎて感謝の意味合いで膝にダメージが著しく蓄積していそうなほど太った男にチップを渡そうとした
すると炭水化物の化身のように太った男は「チップはいりませんよ、これは当然にやるべき仕事の範囲内なので」と言った
イ、イケメン過ぎるでしょ常識的に考えて・・・
こうして俺はホテルの外でもネット環境を手に入れることができた
airtellのアクティベート方法?ネットには正しい情報は書かれてないから自前の英語力で解決するか、インド人に聞け!