ホテルにチェックインした後、一息つくこともなく着替えて外出する
とりあえず目下金がないので両替所を探すことにした
フロントでこの辺で両替所ない?って聞くと
ロカサリプラザにあるよ
と教えてくれる
とりあえずそのロカサリプラザへと行ってみる
ホテルを出るときボーイの兄ちゃんがドアを開けてくれるんだが
その時片手でドアを開け、もう片方の手を胸に当て、どうぞみたいな感じですげえ畏まった感じでドアを開けてくれる
丁寧すぎて逆に恐縮してしまうわ
2、300mくらい東の方へ歩くと左手にでかい門が見えてくる
このでかい門がロカサリプラザの入口だ
いい目印になる
ロカサリプラザ内を歩いて見て回ったが両替所っぽいところは見つけられなかった
一旦ホテルに帰り、おいどうなってんだまじ両替所見つからなかったぞというと
いやーあるんですけどねえ
と絶対あるのは間違いない模様
全然見つからなかったから別のところ教えてくれというと
ホテルから西の方へ行ったところにも両替所がありますよという
どれくらい西に行ったところだ?と聞くと
うーん、500mくらいですかね
とのこと
とりあえず西の方へと歩いていく
すると1kmくらい歩いて大通りにぶつかった
おいおい両替所ねえじゃねえかと思いながらも大通りを左折南進していく
5分くらい歩いたところで
うん、もうわからんわお手上げだわ
ということでタクシーの運転手に連れて行ってもらう作戦に出た
もちろんねらうはブルーバードタクシーだ
通りでちょっと待つと1台の青い車が走ってきた
車の上に青地に白い鳥のマークがある
これはブルーバードタクシーだということでタクシーに乗り込んだ
おっさん、近くの両替所まで行ってくれというとわかったと行って車が発車する
このおっさんメーターを動かしてくれない
おい、オヤジなんでメーターを動かさねえんだおい!
と言うもオヤジメーターを動かさない
この野郎!と思って、車を停めろ今すぐにだ!
と怒鳴ると車が停まった
そして、着いたぞ
とオヤジが言って30000ルピアを請求してきた
走ったのはものの50mくらい
こんなのボッタじゃねえか
50mとかそんなもんで30000ルピアも取るのかよいい加減にしろと言うも
このオヤジ譲らない模様
クソッタレ、インドネシアに来て初日、国の雰囲気もわからない中でのトラブルはごめんこうむりたいしやむを得まいということでしぶしぶ30000ルピアを払うことにした
100000ルピアを出してお釣りをよこせというとお釣りはないとかぬかしやがる
挙句の果てには釣りがないのにその100000ルピアを持って行こうとする
てめえ、お釣りねえんだろ!ないなら渡さんぞ!
このジジイ!両替所に行ってくるからちょっと待ってろ!
と言って両替所に入った
両替所のレートは1万円で1060000ルピアだった
空港よりも100000ルピアだいたい千円分くらい街中の方が得だった
3万円分くらい両替して外に待たしていたジジイに30000ルピアきっかり渡してその場を後にした
最後に金を渡した後に気が付いたが、このブルーバードタクシーかと思って乗ったこのタクシーは、つまるところブルーバードタクシーの偽物だった
なぜそう思ったかと言えば、他のブルーバードタクシーはフロントガラスの上部に白色の文字が何やら書かれているが、この青いタクシーにはそれがなかったからだ
さすが安心安全のブルーバードタクシー、偽物まで出るほどよっぽど頼られているタクシーのようだとブルーバードへの信頼をさらに高めた俺だった