マダガスカルに到着したわけだが
マダガスカルの空港は思ってた以上にこじんまりしている
飛行機から降りて徒歩で空港の建物へ移動
気温は結構高くて安心した
建物内に入るときに、体温計みたいなのを額に当てられ、ピッっと図っていた
風邪ひいてたりしたら別の病気と疑われて入国できないなんてこともあるんだろうか
あんまり発着する便がないのかイミグレは空いていてストレスがなくていい
イミグレで黄熱病の予防接種をうった診断書の確認があるかとばかり思っていたが一切なく、なんなく入国することができた
イミグレを抜け税関の荷物検査みたいなところでエックス線マシーンみたいな機械に荷物を通せと言われて通した
特に何もなかったので立ち去ろうとするといきなり4人の男に囲まれた
なんだ?と思っていると何やらチップをよこせ!見たいなことを言っている
チップをくれてやるようなことなんて一ミリのなかったじゃねえか
イカレてるのかよ
それともアジア人だからと舐められてるんだろうか
そもそも今マダガスカルに着いたばかりで両替すらしていない身である
はっきり、金はねえ!というと思いのほかすんなり通してくれた
チップくれと言ってくれたらラッキーくらいの感じなんだろうか
空港のロビーに出るとすぐに「タクシー?タクシー?」と胡散臭い男たちが寄ってくる
どこの国でもだいたい同じみのやつである
「No taxi no taxi」とか言って男たちを追い払い空港内で両替所を探すことにした
事前情報だと市内より空港の方が逆にレートがいいようなことが書いてあったから是非ともここで替えておきたい
空港のロビーに4つくらい両替所があった
ほとんどの店がレートが25でどれもカウンターだけの両替所だったが
一か所小さな事務所みたいな両替所があって、そこで確認してみるとレートが26だった
レート26で両替するとして、一万円両替すると260,000アリアリだ
とりあえず4万円をアリアリに両替しておいた百万アリアリもあると財布がパンパンになる
もうさっそく金銭感覚が狂いだしそうな金額だ
無事両替を済ませ、さてホテルへ向かうかとロビーをうろついていると、タクシーいるか?と男が話しかけてきた
ダウンタウンまでいくらだ?と聞くと60,000アリアリとのこと
大体1500円くらいだ
ガイドブックには相場はだいたい50,000アリアリ(1200円くらい)と書いてあった
この時なぜか、まあいいかと言って60,000アリアリで交渉を成立させた
百万アリアリも持ってたから気が大きくなっていたにちがいない
外に出て声をかけてきた男の後をついていくと、一般的にマダガスカルで走っている白いタクシーではなく普通の乗用車だった
いや普通じゃないか
だってぼろぼろなんだもの
マダガスカルで走っている車の大半は海外から売られてきた中古車らしい
そもそも乗用車ってあれだよね、所謂白タク
違法営業タクシーってやつだろうか
マダガスカルのタクシーが白いから白タクっていうとなんだかよくわかんなくなるな
まあそれはさておき、ぼろぼろのおんぼろ車に乗り込み、車はガタガタと不安を感じさせる音を出しながら出発した