兎にも角にもホテルに到着して一息つくことができた
とはいえホテルでだらっとしていてもしょうがないので外へと出て行く
ホテルの正面からチケット屋でもらった地図を片手にフラフラ歩いていくと
白人の親子に話しかけれらた
察するにここはどこだい?というところだろうか
地図を見せたぶんこの辺じゃないっすかねみたいな感じで教えるとありがとうとお礼を言われた
そして、時に君、その地図をどこで手に入れたんだい?
と聞かれとっさのことに固まってしまった
な、なんて説明したらいいんだ
アア~、てへっと笑ってごまかしてその場を後にした
死ぬほどダサい
ああいう人間になるんじゃないぞとパパから息子への格言が授けられたかもしれない
その後、汚ねえ水着屋さんでサンダルと髑髏柄の水着を買った
ド、ドクロって・・・
とりあえず浜辺で散歩
うん、一人で来るところじゃねえな薄々気づいていたけどさ
見まわしてみて一人でいるやつなんていやしない
肩身が狭かったので腰を落ち着けることなく散歩して浜辺を後にした
地図を見るとサンセットビーチというビーチが北西側にあったので行ってみることに
サンセットビーチに近づくにつれて人気がどんどんなくなっていった
変な森を抜けビーチに出た人全然いねえ
なんだここ遠くに若い白人の5人くらいのグループがビーチバレーやってる以外人がいねえ
これはこれで逆に気まずいな
なんかあの人一人で夕日見に来てるよやばくねとか思われること請け合いだからな
遠くでビーチバレーをやっている白人グループを眺めながら
青春してるな実にうらやましい片や俺と来たらと切ない気分になった
とはいえ来てしまったからには夕日を見ないわけにはいくまい
白人グループからかなり離れて夕日をぼんやり眺めた
シチュエーションとしてはロマンチックな状況である
もし隣に誰かがいたらの話だがな!
一人で来たのは大失敗だったそんなことを考えていたら夕日が沈んでいった
夕日が沈んでしまえばやることもないのでホテルの方へ戻っていく
途中レストランがあったので入ってよくわからないまま注文
なかなかうまい
やはり海が近いとシーフードもうめえ模様
その後はとくにやることもないのでホテルへ戻り就寝
ちょっと心が癒された感はあるが一人で来るなら来なくてよかったなと正直思った
誰かお姉ちゃんと一緒ならまた来てもいいなと思えるくらいには綺麗な島だった