人生オワタカの冒険~日本編~二日目②てはいしあんこあぶれどやにどね

 センターの北側で面白いこと全然なかったなと思いながらたたずんでいると、一人のおっさんが近づいてきて

「兄ちゃん、土木の経験はあるか?」

と声をかけてきた

もちろん土木の経験はなかったので、「いや、ないけど」というと、おっさんは何も言わずに俺から離れていった

何それ怖い、「そっか」とか「使えねえな」とか何でもいいから何か一言くらい言ってほしかったところである

労働センターの西側に白のハイエースが止まっており、フロントガラスの所に張り紙が貼ってあった

求人の張り紙のようだ

車の前で腕組みをしてベガ立ちで張り紙をジロジロと眺めていると、車の窓が開き、「兄ちゃん、これ10日間の泊まり込みだけど、いける?」と運転手が声をかけてきた

全然いけないので、「ちょっと10日はきついかな」と言って車を後にした

その後は明るくなるまで労働センター周辺で座ってぼーっとしたり、ふらふら歩いたりして時間を過ごし、結局何にもなく6時過ぎにドヤへと戻り、二度寝を決め込むことにした

その後は昼前まで寝て、起きてからは難波へ行き、難波秘密クラブとかいう真っ黒で文字が何もかいてない看板がかかっているM性感でお姉ちゃんに「なに触ろうとしてんだい!ジッとしてな!」などと怒られながら菊次郎にバイブを突っ込まれ、「今日はおしっこの出が悪いから、おしっこはなしだよ!」とか言われつつも一仕事を終え、飛田の高級料亭を5周くらい回った挙句ようやく二階に上がり、マグロをたいらげ、飴ちゃんをもらったりということをしていたら夕方になり、前日と同じで、激安ホルモンの店を梯子して安い酒とホルモンを食らい、銭湯に入ったりしてから夜10時ころにはドヤへと戻り、ダニだらけの布団の上で惰眠をむさぼることにした

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