ヘミングウェイゆかりのバーで 一服したがまだ日が高い
キューバといえば葉巻の国だが、調べてみたところ水たばこも店もあるようだ
やることもいまいち思い浮かばなかったのでマレコンストリートを散歩して水たばこの店へ行ってみることにした
結構遠いが歩きたがりの俺は要塞前から歩き始めた
要塞前の堤防でキューバ人にいきなり「ハイィィ!」とか言いながら中国拳法みたいなポーズをされたので俺も負けずに「ハイィィ!」と俺なりの中国拳法ポーズで返しておいたら喜んでいた
海の方から帽子が飛んでいきそうなくらいの風が吹いておりめちゃくちゃ暑いが少しだけ気持ちがいい
どの堤防沿いにも基本的に見える範囲に必ず誰かがたむろしておしゃべりなどに興じている
何が彼らをそこまで堤防に引き寄せるのか不思議でならない
汗だくになりながら変なモニュメントのある広場を超えたりしながらひたすら歩きようやく店に到着した
到着したはいいが何やらやっていない雰囲気
隣にレストラン的な店があったのでレストランの門番みたいなやつに「ここシーシャの店と思うんだけどなんでやってないの?」と聞いてみた
すると門番は「この店は夕方六時からしかやっていない」と言われてしまった
開店まであと一時間もある
困ったなと思っていると門番が「うちの店でちょっと飲んでいけばいいんじゃないか?モヒートうまいぜ」と言ってきた
まあそれもそうだなと思い門番の勧めるがまま水たばこ屋のとなりのレストランにはいることにした
思っていたよりお洒落な店だった
席が6テーブルくらいなくてなんだがVIP感が漂う感じ
ご注文は?と聞かれ、「モヒート一つ」と言うと、え?それだけ?みたいな空気になってしまったが、それだけだ!と言ってモヒートだけを注文した
すまない腹いっぱいなんだ
モヒートとっても店によって味が結構違うのでモヒートもなかなか奥が深い
モヒート一杯で一時間粘り、本命の水たばこ屋へ向かった
店は屋外スタイルだった
雨が降ったら営業できないなこの店
どうやらこの店はバーらしい
水たばこを扱っているバーというわけだ
夜しかやっていないのも納得である
俺一人で来ているんだけどなぜかホースが二本刺さっていてちょっとびっくりしてしまった
あれ?もしかして俺の隣に誰か見える感じ?え?俺一人だよ?的な
正直あんまり良い水たばこではなかったからあんまりおすすめはできない
水たばこをなんでもいいから吸わないと死んでしまうという方にはお勧めだ
こんな変な位置にあるバーに誰も来やしないだろと思っていたが早い時間から客がちらほら来店していた
客層は俺以外みんな白人
一時間ほど水たばこをしたところで日も暮れてきたのでいったんカサに帰ることにした
ちなみに水たばこの値段は12クック(約1300円くらい?)だった