マレコンストリートでお姉ちゃんからの60クックでの誘いを断り再びフラフラしていたが
このマレコンストリートは立ってる女で有名だが思ったほどの数はいなくて10人いるかどうかくらいって感じ
残りの座って雑談しているやつらは本当にただしゃべってるだけ
歩いていると今度はべろんべろんに酔っぱらった30歳ちょっとくらいのキューバ人に英語で話しかけられた
少し雑談をかわす
何でこのマレコンストリートは夜にこんな人がたむろしてんの?と聞いてみた
なんでもこの堤防沿いはキューバ人にとって特別な場所なんだと言っていたけど
どう特別なのかは俺の語学力では理解できそうになかったしそこまで興味もなかったので聞かずに流しておいた
他にもキューバは治安がいい、なぜかといえば、ドラッグや銃が出回っていないからだという話や、キューバは学校と病院が無料なんだ、だからすごくいい国だぞという話や、ハバナの東側にあるオールドハバナはもう終わった街だ、これ以上栄えることはない、新市街だけが発展していくというような話を聞いた
更にこのキューバ人曰く、マレコンストリートやガリアーノストリートの立ってるお姉ちゃんはレベルが低いとのこと
じゃあどこにいるんだよと聞くと
かわいいお姉ちゃんはバーにいると教えてくれた
ちなみに俺は今日26歳の誕生日なんだとどうでもいい情報まで提供してくれた
どう見ても30歳半ばという感じ完全にサバ呼んでるでしょお前
まあ年齢詐称はさておき、俺がバーに案内してあげるよとのことだった
マレコンストリートとガレアーノストリート以外の情報はほとんど持ってない俺なので、情報収集ついでに誕生日ならそのバーに行って、酒を少しだけ奢ってやるという話になった
ちなみに、そのバーで俺が良い感じのお姉ちゃんを見つけて気に入れば交渉までしっかりするからチップ頂戴とのこと
まあよっぽどのことがない限り様子見のつもりだったのでそれでいいよと了承し男に案内されて、かわいいお姉ちゃんがいるというバーへと向かった
バーへは歩いて行ったが、男は先ほどマレコンストリートの堤防沿いはキューバ人にとって特別な場所なんだと言っていたはずなのに堤防に向かって小便をしだした
おいおい、ここは特別な場所じゃねえのかよというと、かまやしねえよキューバ人はそんな堅苦しいこと気にしたりなんかしやしねえんだとかのたまっていた
結果から言えばこのバーはネットにお姉ちゃんがいるということで情報が出ていて翌日行こうかなと思っていたバーだった
名前が変わっていたが、以前の名前はCasa de la Musica de Centroというバーだ
現在の名前のPiano barという
とにもかくにもお姉ちゃんがいるというバーへべろべろに酔っぱらったキューバ人と入ることになった