ラムリラマイダンの会場を後にして向かうはこの旅行の最終目的地であるGBロード
地図を頼りにGBロードへと向かった
夜なのに人が多い
そんな中周りを見回すとインド人しかおらず若干浮いている感がある
薄暗い中を歩き地図が指す場所の付近までやってきた
GBロードの近くに警察官が何人か立っていて何もやっていないのにソワソワしてしまう
気が付けばGBロードの中に入っていた
いきなりインド人が話しかけてきた
何言っているのかわからないけどついて来いよみたいな感じ
とりあえずついて行ってみるかと思いついていく
道路の北に向かって右手側を歩いていく
通りは日本でいうところの商店街のような通りになっている
その通り沿いにいくつか階段があり、その中の一つを男が上へと上がっていった
看板も何もないので大丈夫かと一瞬躊躇したがこいよと案内している男が言ってくるので階段を上がっていった
階段には近藤君が落ちていたり生臭いあれのにおいが漂っていた
階段を上がっていくと階段の途中の左右に部屋があり中にお姉ちゃんがいた
この部屋には入らず男はさらに上の階へと上がっていった
階数にして三階くらいのところに着いた
通路と通路の片側に部屋がいくつかある
部屋の中の床でばばあが何か料理を作っている部屋もあった
その中の誰もいない2畳くらいの部屋の前に男が立ち俺に中に入るように言ってきた
中には変な硬そうなコンクリみたいのでできたベット?だけがあった
特に敷き物はない
男の後ろにはいつも間にか女が立っていた
うーん、これはなにやらクサいなと思い
何で中に入るんだ?やたらと勧めてくるけどなんかあるの?と聞いても男はいいからいいからと言うだけだ
そんなに言うなら入らねえよというと男は分かったと言った
同じ階の別の部屋も前でも同じやり取りがありそこでも断ると
今度は別の建物の同じような狭い部屋の前でも同じことを言ってきた
中に入ると一体何が起きるんだ?と純粋に疑問に思ったので試しに別の建物で男の勧めるまま狭い部屋に入ってみた
すると後ろから案内の男と女一人が中へ入ってきた
狭い部屋に人が三人とかすごい近い
三人が中に入ると女が入口のドアを閉めた
ガチャっという音がしてどうやら外からカギをかけられたようだ
そして男が800ルピーをこの女に払ってくれと言ってきた
なんでだ?と聞くとそうしないとこの部屋からは出られないとのこと
なんかネットで見たことあるやつな気がした
シチュエーションからして800ルピー払えば女とタイマンが始まるのだろう
自分の体調を鑑みるとやぶさかでもないシチュエーションであったが女がデブでブスだったのでそんな女と殴り合いのタイマン勝負をしたら負けてしまうかもしれない
絶対にタイマンしたくなかったので外に出たかったが内側には鍵が付いていないのでどうにかカギを開けないと外には出られない
ドアの破壊か暴力に訴えることも頭をよぎったがスマートじゃない上ここはアウェイなので考え直した
ネットの情報で何かいい解決策があったか思い出そうと思ったが思い出せなかった
とりあえず取り乱したり弱みを見せたら付け込まれる気がしたので
「出せ」と一言言ってこの部屋に案内した男の目を無表情でジーっと見つめた
30秒ほど目をそらさずジッと見てたら男が「わかったよ」と言って外に何やら言うと外から女の声がしてまた男が何やら言うとドアが開いた
外に出た後男の肩に手を回し、いいか?俺は細くてかわいい子が好きなんだよ
わかるか?というと男はわかった着いてきてくれと言って歩き出した