どんな席を買っていたかはよく覚えてないが手持ちのチケットを見てそれっぽいところを探し座った
席は六人掛けで寝る際は2段ベッドになるような席だった
なんかちょっといい席だなとは思ったが深くは考えずに座っていた
向かいの席にはインド人のおっさんと若者がいた
なんだか見た感じ裕福な空気がただよっている
なんというか余裕のようなものが見て取れる
インド人の収入的にセレブなんだろう
二人は俺が席に座るなり話しかけてきた
互いに自己紹介を済ませた後に話はなぜか持っている充電器の話になり
俺の充電器を指して君の充電器は形が違うなハハハとおっさんと若者が笑っていたがセレブの笑いのツボはさっぱりだったがなかなかいい奴らで快適な旅が遅れそうだった
そう思ったつかの間車掌が来てチケットを見せると席違ってますよと言われめちゃ恥ずかしい思いをしながら席を移動
絶対馬鹿にされたに違いない
先日コルカタからバラナシへ向かった列車と同様3段ベッドの席が本来の席だった
この日も三段ベッドの三段目が俺の寝床
先ほどの席は二等席だったんだろう
三等席になるとなんというか庶民って感じ
落ち着くといえば落ち着くのだがなんだか安心感はない
すぐに三段目に上がり就寝モード
この日はやたら空調が効いておりしかもなんかしらんが香辛料のにおいが空調から匂っていた
構わず寝たが翌朝目を覚ますと体がだるく激しく体調が悪くなっていた
三段目は人に気を使わなくて済むし安全だが空調に近いためもろにエアコンあたるからあんまりよくないことを身をもって体験した
列車内では何も起きず普通に乗って普通に寝て普通に起きたって感じであった