俺は夜11時過ぎバイクでハッピーレストランからお姉ちゃんをホテルへと運んでいた
漫然とバイクを走らせていると100メートルくらい先に検問っぽいことをしているのを見つけた
こりゃいかん!と思ってすぐさまハンドルを左に切り脇道へと入ろうとした
しかしその脇道の先50メートルくらいのところでPMの車両が道をふさいでいた
ああこれもっとあかんやつだ
そう思ってその場で方向転換そのままこれまで走ってきた道を一目散に引き返していけばよかったんだが俺はなぜか当初の進行方向に向かって走り出した
どんどん検問が近づいてくる俺はもう半ばあきらめていたんだと思う
最後の賭けとして、検問?何それというような顔をして止まれという制止を聞き流して走り去ろうとした
思いのほかさらっと企みが成功して走り去れそうな感じになったが突如後ろに乗っけていたお姉ちゃんが止まってと言って服を引っ張ってきたので来たので仕方なくPMの指示通りバイクを止めた
免許もあれだし、お酒もあれだし、逃げようとしたのもあれだしこれは完全にあれだな
相当あかんやつかもわからん
そう思ってそわそわドキドキしているとPMが話しかけてきた
何言ってるのかはわかんないけど、こんなときに言われる言葉といえば免許証提示してくらいしかないだろう
ひとまず財布の中を確認する万が一があるかもしれないからね
まあ万が一とかないんだが
テヘッって感じで笑ってお茶を濁そうとしたが全く濁らなかった
PMは無表情で立っている怖い
続いてバイクのメット入れを開けるように指示された
危険物を持ってないか調べていたのか車検切れを確認していたのかわからんが何かを見ていた
もう相当に何言っているかわかんなかったのでお姉ちゃんに
よしなに頼む
といって全部任せることにした
お姉ちゃんは5分くらいPMと何かを話していた
方や俺は少し離れた位置に胡坐をかいて座り空をぼんやり見ていた
しばらくして話は終わってようで50000キープを出すようにお姉ちゃんに言われ
その通りにしたらもう行っていいぞと言われ解放された
ラオスはこういう検問が結構行われているらしい大通りは注意しなければならないと思うね