マインツの駅でウィスバーデン行きの列車を探すが全然見つからない
11、13のホームがウィスバーデンの列車が来るホームなようなことが書かれているが列車の発車時刻とかが書かれている掲示板に表示はない
困っていると近くに同じくウィスバーデン行きの列車を探している二人組の男がいた
こいつらの後を着けたら乗れそうな気がすると思ってストーキングモードに入ろうとした矢先、一つ北側のホームの掲示板にウィスバーデンの文字を発見した
北側のホームへ地下通路を通って行ってみると先ほど見えたはずのウィスバーデンの文字が消えていた
え?どういうこと?と思って不思議に思っていると先ほどウィスバーデン行きの列車を探していた男二人組が俺のいるホームへとやってきた
どうやらこいつらも俺と同じで掲示板にウィスバーデンの文字を見つけたのだろう
うーん表示はウィスバーデンとは出ていないがちょっとここで待ってみるかと思って待っていると列車も来ていないのに掲示板が切り替わりウィスバーデンの文字が出現した
どうやらウィスバーデン行きのホームにたどり着けたらしい
ホッとしていると先ほどウィスバーデン行きの列車を探していた二人組の男が話しかけてきた
「やあこんにちは、俺たちポーランドから来てるんだ、あんたはどこから来てるんだ?」
「ヤーパンからだよ」
「ああ、ヤーパンね知ってるよ」
よく見るとこの二人組の男たちなぜか裸足である
足とかすげえ黒くなっていた
一人は30歳後半から40半ば
一人は30前後だった
裸足なのを意にも介さず話しかけてくる
俺は何で裸足のおっさん二人がこんなところにいるんだとすごく不思議に思いながらも聞けずにいた
「ヤーパンと言えばあれだ、TOKYO、あとあれあの・・・HIRO・・・HIRO・・・わかんねえや」
「HIROSHIMAか?」
「そう、HIROSHIMA!あとNAGASAKIも知ってるぜ」
とか言っていたもう一人の男は広島も長崎も知らないらしくどこだ?と知ってる男の方に質問している
「あれだよあのWW2で原爆落とされたところ」
とか説明していた有名らしい同盟組んで戦ったよね確かとかなんかモニョモニョいっていた
そんな話をドイツの片田舎の駅で裸足で年齢もちょっと離れた二人のポーランド人としているなぞな状況も列車が来たことによって終了した
こいつらもさっきウィスバーデン行きの列車探していたし乗るのかなと思っていたがなぜか列車に乗ってこなかった
なんでこいつら乗らないんだ?と思っているとこの列車にはRFと書いてあり俺の切符にはSバーンと書かれていた
裸足の二人組の男の切符にもSバーンと書かれていたから乗らなかったんだろう
もう乗ってしまったものは仕方がないあとはなるようになるでしょと思いながらドキドキしていると何事もなくウィスバーデンへと到着した