マンハッタンを後にし、帰りはトラムが北の方にあったからトラム使ったろかとも思ったが迷子になる可能性もあったので安全にタクシーでost駅へと戻る
ost駅からフランクフルト中央駅に戻り、時刻は夜10時中央駅界隈で2時間くらい待機し約1時発の列車でチェコへと向かう
コロコロことキャリーバッグを持ってカイザー通りをうろつく
カイザー通りにはいかがわしい店が並ぶ
このいかがわしい店のキャッチはかなり強引で手をすげえ力で引っ張ってくるのはもちろんのことだが、抱き抱えて店に連れ込もうとさえしてくる
もはや誘拐である
エロスセンターをいくつか回る
エロスセンターとは5階建てくらいの建物で各階にお姉ちゃんが何人か自分の部屋の前で待機している建物である
エレベーターはないのでぞろぞろと百鬼夜行よろしくおっさんたちが一階から順番に階段を上っていく
階段はすごい狭いんだが、上まで行ったおっさんがどんどん順番に降りてくるのでこの狭い階段ですれ違う
だからお互い体を小さくし譲り合いの精神で行き来する
一般的に上に行くほどレベルは下がっていくとされている
白人はほとんどいない
香水のにおいがきつかった
俺はコロコロを持ったままエロスセンターの階段を登っていく
周りからこいつ頑張り過ぎでしょといった目で見られるが気にしている場合じゃないとばかりに上り下りを繰り返す
確か39番だったと思うんだがこの39番のエロスセンターが一際人気で確かにかわいいお姉ちゃんが待機していたように記憶しているおすすめである
疲れからか例の棒に復活の兆しがないのでエロスセンターは見学だけで終わりにした
そこそこいい時間になったので中央駅まで戻り掲示板で俺が乗る列車を探す
列車発車の1時間前になっても俺が乗る列車の情報が掲示板に出ない
次第に不安になってくる
もしかしたら駅が違うのか?と不安になりその辺にいたタクシーの兄ちゃんに予約券を見せ、この券の列車に乗りたいからその乗り場まで連れて行ってくれと頼んでみた
すると、この券に載っている駅はここだと言ってきた
一応もう一人別のおっさんにも聞いてみたが回答は同じでここの駅って書いてあるぞとのこと
やべえ列車乗れんかもしれんと焦っていると二人目のおっさんがインフォメーションで聞くのがいいんじゃない?ともっともなことをいってきた
確かにと思い駅構内のインフォメーションへと向かった
インフォメーションで確認するとここからその列車は出ないよとの回答
マジかよどうすりゃいいんだと困っているとこのインフォメーションのおっさんがどの列車に乗れば本来の乗り場のある駅に行くことができるのかということを紙に書いてくれたイケメンかよめちゃめちゃ助かった
とにかく発車まで時間がなかったので焦りながらもなんとか間に合いチェコ行きの列車に乗り込むことができた
深夜0時55分チェコに向って列車が走り出した