コタからモナスまで30000ルピアというメモが残っているだいたい300円か
これ本当か?若干怪しいがひとまず置いておく
モナスの近くにはモスクも教会もあるらしい
とりあえずモナスへと向かう
モナスというのはなんかの記念塔なわけだが何の記念塔かは未だによく知らないまあなんかのめでたい塔なんでしょ
モナスは上のちょっと膨らんでいるところまで登れるらしい
ちょっと登ったろかと思いモナスへと近づい行く
モナスの根本には上へと通じるエレベーターを待っている人がすげえ並んでいる
これはだめかもしれんなと思いつつも一応エレベーターまで行ってみることにした
入口を探してモナスの周りを一周
あれ・・・入口ないんですけど?モナスのまわり柵で囲われていてエレベーターまでたどり着けないんですけど?バス停と同じなんですけど?
何これこわいと思っていると流暢な英語でインドネシア人の若者が話しかけてきた
ちょうどいいおいキミここはどうやって中に入るんだ?と聞くと
地下からくぐって中に入るんだよと教えてくれた
それはわかっただがその地下への入口はどこにあるんだ?と質問をぶつけてみた
あそこだよといってモナスを囲んでいる柵から少し離れた位置になんかの入口みたいなものを指さした
なんでちょっと離れた場所にあるんだよ完全に罠やんけ
初めての国に行くと視界が狭くなって仕方がないらしい
バス停も道路を挟んで反対側にあるのを最終日に見つけてしまったしな
まあそれはまた後日の話でおいとくとして若者との会話は続く
「おい俺はこの塔の上に上りたいんだよ」
「良いと思うよただごらんのとおりめちゃ並んでいるよ2時間くらいかかるかもしれないよ」
「おいふざけんなかかりすぎだろ」
「最上階は50人しか入れないから交代交代でしか登れないんだ」
「ふざけてやがるな」
「そんなことよりさ、これ見てくれよ」
そう言って若者は何かのパンフレットを広げた
「このパンフレットに載ってる場所行った?ここ有名だからいかないともったいないよ」
そう言ってしきりに観光名所を勧めてくる
よくよく聞くと若者が持っていたパンフレットに載っている観光地をツアーみたいな感じで案内するという商売みたいだった
パンフレットをめくりながら
「ここはいいよ冷たいビールを飲めるし女の子だっている楽しいよ一緒に行こうよモスクだって案内するよ」
などと言葉巧みに誘ってくる
「悪いな俺にはあんまり時間がないんだこの後是が非でもクラシックホテルに行かないとだめだからまったり観光してる場合じゃねえんだよ」
余裕なくそう言って断固断ると
「じゃあさせめてこのポストカードを買っておくれよ」
そういってポストカードのセットを見せてきた
「しかたねえないくらだ?」
「60000ルピア」
このとき単位がわけわからんくなっており60円かな?と思って
じゃあ一部もらおうかと言って買ってしまった
後から気が付いたけど0を一つ勘違いしておりわけわからん観光名所の載ったポストカード集を600円で買ってしまった
60円ならわかるよ?600円は高過ぎでしょまじハメられた
まあ勝手にはまっただけだけど悔しい
塔にも上らずわけのわからんポストカードを買わされ残念なやつこと俺はモナスを後にしモスクへと足を向けた