一日半を費やし非常に嫌な思いをすることが多かった観光がついに終了してついにサンパウロに戻ってきた
冒険もなければ危ない橋も渡らない完全に普通の観光客をまじめにやっていた
まったくイケてないこんな日々が後5日も続くようならこない方がよかったまである
サンパウロに到着したのが夜8時
バスでサンパウロの繁華街の方まで行こうと思ったがバスの出る時間が40分後だと言われ時間がもったいないということでタクシーで中心街へ向かう
タクシーは固定料金で繁華街のパウリスタ通り周辺までで約130レアル
超高いが金より時間だということで奮発してタクシーを飛ばす
30~40分ほどでパウリスタ駅周辺に到着ホテル名を告げるとわかってる風な感じでとあるホテルの前でここがそのホテルだといっておろしてくれた
ホテルへ入ってチェックインをしようとするとバウンチャーを出せと言われる
バウンチャーってなんなんだと思いながら話をしているとどうにも食い違うポイントが多い
なんなんだ?と思いながら困っているとpcを立ち上げて翻訳ソフトで予約の内容が書かれた書類を出してくれといっていることがわかった
だから出してんだろこれだろ?といってさっきまで見せながらしゃべっていた書類を掲げるとこれは違う、まあ違うというかこれは別のホテルのやつだよと言われた
あのタクシーの運転手まじ適当なホテルで下してるんじゃねえよと心中さすがにキレてしまった
ホテルの受付の親切に対応してくれた兄ちゃんにお礼を言ってついでに俺が泊まることになっているこの書類のホテルはどこにあるか教えてくれと言うとだいたいの場所を教えてくれたのでその場所へと向かう
それにしても変な日本人がわけのわからん紙を出しながら予約はしてあるはずだと意味不明なことをいっていたにもかかわらずすげえ親切な対応で驚いてしまった
ホテルの兄ちゃんにだいたいの場所しか聞いてない上スマホの電池がもうなくなってしまい途方にくれて困ったなと地図を見ながら格闘していると
道路上でタクシーの運転手とバイクに乗ったカップルの女の方がすげえ喧嘩していたすげえ怒鳴っているしファックとかすげえ言っているし中指も立てまくりだ
まじえらいところに来てしまったと思っていると後ろから誰かが誰かを呼ぶ声がする
なんなんだ?と思って振り返ると先ほどのホテルの兄ちゃんが走って近づいてきた
うん?と思いながら見ていると俺の目の前で立ち止った
呼ばれていたのは俺だった
ホテルの兄ちゃんはおもむろに何かを手渡してきた
反射的に受け取るとそれは俺のパスポートだった
さすがの俺もたまげたね
先ほどのホテルの受付でやり取りをしているときに出したパスポートを置きっぱなしにしていたらしいまじ危なかったいろいろ終わるところだった
心から感謝をしているとさらに俺の泊まる予定のホテルまで案内してくれるという至りつくせりである
お言葉に甘えホテルまで案内してもらい何度もお礼を言ってさすがにチップをはずみ無事チェックインと相成った
それにしてもサンパウロに来てからろくなことが起きていない
チェックインをして部屋に入りよくよく考えてみると両替をしていないことに気が付いたまたやらかしてしまった
空港で急ぎ過ぎてすっかり忘れていた
時刻は午後9時過ぎ当然両替所はやっていない
もう散々だやってられない